胸椎椎間板ヘルニア

胸椎椎間板ヘルニアとは?

胸椎椎間板ヘルニア

胸椎椎間板ヘルニアとはどのような病気でしょうか。椎間板とは、椎骨の間で衝撃を吸収してクッションのような役割をしている軟骨のことです。そして椎間板ヘルニアとは、クッションの表面が破れ、内部の髄核が飛び出した状態のことをいいます。胸椎椎間板ヘルニアとは、胸椎部の椎間板でその状態が起こっている病気のことです。

 

胸椎椎間板ヘルニアは、腰椎や頚椎の椎間板ヘルニアに比べると稀な病気です。それは、胸椎には肋骨など胸部の外郭を形成する胸郭があるため、椎体と椎体との間の可動性が頚椎や腰椎に比べて少なく、椎間板にかかる負荷が少ないからです。

 

また椎間板の髄核が中央に飛び出すことが多いため、神経痛などの症状が出ることはあまりありませんが、硬膜管という神経の入った管を圧迫することで下肢のしびれや感覚の低下、筋力の低下などの脊髄圧迫症状が現れることがあります。

 

脊髄圧迫症状である歩行障害や下肢の麻痺などの症状が進行すると、これらは薬の治療やリハビリテーションなどでは改善することができません。下肢のしびれや脱力感、また足がもつれるようになるなど歩行時に異常がある場合は、早めに診察を受けて症状を放置しないようにしましょう。